2019年の産業・学歴別の初任給
新年度の始まりである4月は、新卒採用を行った企業にとっては新入社員を迎える季節です。ここでは、初任給に関するデータを産業や学歴別にご紹介します。
大学卒は20万円以上で推移
厚生労働省が2019年(令和元年)12月に発表した調査結果※から、2019年の産業・学歴別の初任給をまとめると、下表のとおりです。
産業計の初任給では、大学卒は男性が2年連続の21万円台、女性は3年連続の20万円台になっています。なお、男女別の対前年増減率は、高校卒以外は女性の方が高い傾向がみられました。
2019年の産業別の初任給をみると、大学卒では男性、女性ともに、学術研究,専門・技術サービス業が最も高くなりました。高校卒では、男性は建設業、女性は情報通信業が最も高い状況です。また、産業計との比較では、情報通信業だけが学歴、男女別すべて産業計を上回りました。
初任給の増加傾向は数年来続いていますが、今年の初任給はどうなるでしょうか。
※厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況」
10人以上の常用労働者を雇用する民間事業所のうち、有効回答を得た事業所の中で新規学卒者を採用し初任給が確定している14,942事業所について集計したものです。なお、産業計の数値には、医療,福祉の分も含まれます。また、表の「-」は数字がありません。詳細は次の厚生労働省のサイトで確認いただけます。https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/19/