賃貸用建物の建て替え対策

築年数が古く老朽化した賃貸用建物は、外壁や防水工事等、将来多額の修繕費用がかかります。相続を見据えた建て替えを検討する際の、問題点と対策をご案内します。

 

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まず問題となるのは「立退き」

アパートの建て替えを検討する際に考慮する問題として、入居者の方(以下、賃借人)へ退去をお願いする、いわゆる“立退き”が一番に挙げられます。

立退きは、費用や労力等、大きな負担がかかります。対策としては、契約期間満了により更新されることなく、確定的に借家契約が終了する「定期借家契約」を利用することが考えられますが、デメリットもあるため、利用にあたってはよく検討されることをおすすめいたします。

 

「普通借家契約」  と 「定期借家契約」

賃貸借契約には、「普通借家契約」と「定期借家契約」の2種類があります。

通常、住宅の賃貸借契約は「普通借家契約」で、継続することが前提となっています。したがって、賃貸人側の一方的な都合では基本的に解約できず、賃借人は住み続けることができます。

他方、「定期借家契約」がなぜ負担軽減になるかといえば、次のとおり“契約期間満了に伴う契約更新の取扱い”に、大きな違いがあるためです。

 

契約期間満了に伴う契約更新の取扱い

 

メリット・デメリットも考慮に入れて、「定期借家契約」の検討をされてはいかがでしょうか。

 

 

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